まいにちの暮らしごと

お料理、お掃除、子育てなどなど、まいにちの暮らしまわりのいろいろを綴る、暮らしごとの覚書です。

壽堂の「黄金芋」

人形町「壽堂」。

     

明治17年日本橋蛎殻町に創業した老舗和菓子店です。現在の場所人形町に移転してきたのは明治40年代。以来ずっとこの地で営業しています。

     

ロングセラーの看板商品は「黄金芋」。

     

まるでお芋!といったルックスの、コロンとしたかわいいお菓子。

でも芋とはいっても芋ではなく、芋を模したお菓子です。

     

原材料は、

     

白いんげん、小麦粉、鶏卵、白双糖、ニッキ、ウコン色素、膨張剤。
つまり白いんげんの餡で出来たお菓子なんですね。

白いんげんの黄身餡がさつま芋の中身を表し、ニッキが皮のようになっています。

とにかくニッキの香りがスゴイ!

お店に入っただけでも、もうニッキの香りがふわ~んと漂ってきます。

でも、食べるとそんなに粉っぽさはなく、ニッキやシナモン系のお菓子が好きな人は、たちまち気に入ってしまうと思います。

お芋のようなホロっと感も。

甘さも程よくおいしいです♡

     

     

バラ売りを購入すると、「四季精菓録」という渋い袋に入れてくれますが、袋もなんだか漢方薬の袋みたい。ニッキの香りとよく似合っています。

季節のお菓子のラインナップが記されていますが、なんだか体によさそうに見えてくるルッキングw。他のお菓子も食べたくなってしまいます。

 

人形町といえば、甘酒横丁も有名。壽堂のすぐ先です。

せっかくなので甘酒もいただきに。

     

「双葉」。明治40年創業のこちらも古いお店。

豆腐屋さんの店頭で、甘酒を売っています。

     

     

     

下町散歩で歩き疲れた体に沁み渡る~。

     

愛嬌のある小僧さんが、お迎えしてくれます。

 

昔懐かしい街のレトロ散歩。おいしいお散歩でした。

ごちそうさまでした♡