3月28日、教授こと、音楽家の坂本龍一さんがお亡くなりになりました。
— ryuichi sakamoto (@ryuichisakamoto) April 2, 2023
10代の頃から、ずっと大好きだった教授。
私にとっての音楽の半分以上は、教授でできています。
今年1月に、YMOのメンバーである高橋幸宏さんが旅立たれ、教授も2014年に中咽頭がんを患い、2020年には直腸がん、その後肺にも転移し、何度も入退院・手術をされていたので、こんな日が遠からず来るのだろうとは思っていましたが、やっぱり残念で寂しいです。
— commmons (@commmons) April 2, 2023
教授からは、いろんなことを学びました。
テクノポップや映画音楽はもちろんのこと、クラッシック、民族音楽etc。
日常にあふれるさまざまなノイズでさえ、音楽になること。
ピグミー族の歌声を、心臓の鼓動にのせたり。
はたまたグレゴリオ聖歌のテーマに、仏典由来の歌詞をのせたり。
それはもう、本当にmelting pot.
古今東西の音楽が、混ざり合い融け合って、新しい響きを作る。
音楽は、国境を越え、民俗を超え、時空を超え、新たな地図(NEO GEO)を作る。
教授を通して知る、音楽の世界は新鮮な刺激でいっぱいでした。
文学を志向する若い頃の私は、自分の求める文学と、教授の表される音楽に、その時その時、共通性を感じ勝手に悦に入ったり、インスパイアされたり・・・。
本当に多くの、芸術的感動をいただきました。
「芸術は長く、人生は短し」
教授が好んだというこの言葉。
教授の音楽は、きっと長く長く伝えられていくことでしょう。
私も、大好きな教授の音楽を、これからもずっと大切に聞き継いでいきたいと思います。
教授、本当にありがとうございました。
安らかにお眠りください。
教授の訃報を聞いてから、なぜかずっと脳裏に流れているのは「aqua」↑。
娘の美雨さんを思って作ったという、とても穏やかで優しく、美しい曲です。